SAKU的楽勝生活

Diary noteからお引越し。

お弁当

最近入られた女性利用者さまはずいぶん自由でマイペースな方。

 

しょっちゅう元カレだか、元元カレだかが来て一緒に外出される。

 

そのときに必ず持ち帰られるのが、うちの施設の向かいにあるお食事処のとんかつ弁当。

「私、今日これ食べるからお夕飯いりませーん」

 

けっこうな頻度なので「よく飽きないなー」と思っていたけど、本人的にはそれでも足りないくらい好きらしく、元カレたちが来られないときは職員に買ってきてほしいと言われる。

「あなたの分も買っていいからお願い」

 

それはちょっと話が違う。

ここは老健です。

私たちはお手伝いさんではない。

ご家族が遠方で、生活必需品がどうしても間に合わないときは買いに行くこともある。

お誕生日とか特別な日に、本人が食べたいものを買ってくることもある。

しかし、それとこれとは違う。

 

なのでどうしても本人が食べたいときはリハビリ職員に連絡して、リハビリの一環として本人さまも一緒に買いに行くようにしている。

向かいなのでリハビリとしてはちょうどいいのだ。

 

それにしても、そんなにおいしいのかなー?

 

姉が腰の調子が悪いと言っていたこともあり「今日晩ごはん作らなくてもいいよー」とLINE。

仕事帰りに向かいのお食事処に寄り家族3人分購入。

すんごい分厚いとんかつー。

もちろんとってもおいしかったよ。

あー、なるほどね。

姉はもちろん利用者さまと同世代のイチコも大喜びしていた。

 

これをしょっちゅう食べたがるほどの元気があるのはすばらしいし、施設に入っても元カレや元元カレとのデートを楽しまれることもすばらしいと思うので、マイペースさや自由さも尊重していかないといけないなーと思う。