SAKU的楽勝生活

Diary noteからお引越し。

ピンクの服

仕事のときにたまに着るカットソーがある。 

ショッキングピンクでちょっとサイケな柄の派手なヤツなんだけど、めっちゃくちゃ利用者さまに褒められる。

 

「その服いいねー」とあまりにも言われて面倒なのでたまにしか着ない。

 

確か買ったのは20年以上前で、特に気に入って買ったわけではない。

自分が買うような服ではないので、多分だけどエプロン売り場で働いていたときにマネキンに着せる服を婦人服売り場から借りて、返そうと思ったらシーズンオフで値下げされていたので責任を取って自分で買ったとか、そんな感じだったと思う。

返したら婦人服売り場の人がその1枚の分だけ値下げ伝票を切らなくてはいけなくなるから申し訳ない。

言えない。

自分で買おう。

そんな感じだったと思う。

 

気に入って買ったわけではないから全然着なかったけど、今の職場にかわって私服勤務になったので仕事着として着てみたらまあまあいい感じ。

 

寝かせているうちに私も歳をとったので、服に年齢が追いついた感もある。

 

いざ着てみると利用者さまがら好評で「欲しい!着なくなったらちょうだい」

 

マジで全然あげてもいいけど、何人かが欲しいと言ってるのに1人だけにあげるわけにもいかず。

 

結果めんどくさいのであんまり着ないということになる。

 

今日久しぶりに着て行って、利用者さまにやんや言われ(笑)、仕事帰りにスーパーで買い物をしていたら後ろから肩を叩かれた。

 

知り合い?と思いきや。

 

「奥さん!私、奥さんの着てるブラウス大好き!」

 

奥さんでもないし、ブラウスでもないけども(笑)

 

「よく見せて!やっぱり素敵!欲しいくらいよ」

60代と思しき奥さまから大絶賛された。

 

いや、マジであげてもいいけどどうしたらいい?

下にタンクトップでも着てればこの場で脱いで渡してもいいくらいなんだけど、さすがにスーパーでブライチになるわけには。

 

けっこう真剣にあげる方法を考えていたので真顔になっていたのか「ごめんなさい。急に声かけて」とそそくさと逃げるように行ってしまわれた。

 

なんなら本当にもらってほしいんだけどなー。