SAKU的楽勝生活

Diary noteからお引越し。

うずらの玉子

学校給食のうずらの玉子で児童が窒息死する事故があった。

本当に悲しい事故だと思う。

 

実はうちのユニットでも年末に利用者さまが夕食のおでんのしらたきを喉に詰まらせて救急搬送された。

私は勤務時間は終わっていたけどまだ残って少し離れた小上がりで書類仕事をしていて、自販機で飲み物を買ってリビングの横を通りかかったらもう利用者さまは顔面蒼白、他ユニットから看護師さんが駆けつけてハイムリック法が始まっていた。

一度心肺停止になったが、詰まっていたしらたきが出てきて蘇生し、救急隊員が来たときには顔色も戻り受け答えもできるくらいになっていてひと安心だった。

 

それでも入院となり、栄養科も「そもそもしらたきが高齢者に出すには大きかった」、ユニットも「それぞれの利用者さまの嚥下状態に合わせて切って提供したりはしているけど、この方は大丈夫だと思っていた。判断ミスだった」と大いに反省し事例検討を重ねた。

 

しかし、次のおでんのときには具材にしらたきはなかった。

 

何のための反省と検討なのかなーとモヤモヤした。

検討会での対応策は「しらたきを提供しない」ではなかった。

 

今回もうずら玉子は当面提供しないということになったみたいだけど、何を食べても急いで食べたりよく噛まずに飲み込んだら詰まる。

うずら玉子に罪はない。

半世紀近く前の話で恐縮だけど、私が小学生の頃は八宝菜の上のうずら玉子をみんな大事に取ってて最後に食べたりするくらい好きだったよ。

 

お年寄りは嚥下機能が衰えていくので仕方ない部分もあるかもしれないけど、児童はこれから成長していくんだから、ゆっくり食べられる環境を整えたり、よく噛んで食べることを指導することが大事なんじゃないかなー。

 

でも同級生がそんなことになったら、うずらの玉子を見たりしただけでつらくなるかもなー。

当面提供を控えるのも致し方ないのかな。